2025.12.24
校長より
年の瀬に思うこと ~冬の風物詩から見える日本の心~
いよいよ2025年も残すところあと1カ月となりました。年末が近づくこの時期には、例年のようにさまざまな「風物詩」が話題になります。紅白歌合戦の出場者発表や流行語大賞、今年の漢字などを耳にすると、一年の締めくくりが近いことを実感します。街に目を向ければ、クリスマスツリーやイルミネーションが華やかに輝き、冬の訪れをそっと告げてくれます。
本校でも、年末を彩る風物詩があります。保護者の皆さまが花壇に飾ってくださったサンタクロースの置物、生徒会企画のイルミネーション、そして地域の方々とテニスアカデミーの協力で、フェンスいっぱいに飾られる星のオーナメント。こうした取り組みによって、学校全体があたたかい光に包まれ、生徒たちの表情もどこか柔らかくなるように感じます。
このような景色を眺めながら、ふと思ったことがあります。年末から年始にかけて、日本人は実に多様な宗教行事と自然に向き合っているということです。クリスマスを祝ったかと思えば、大晦日にはお寺の除夜の鐘を聞き、新年を迎えると神社でおみくじを引く。この慌ただしさのなかにも、季節の節目を大切にしようとする日本人の感性が息づいているように思います。
行事そのものの意味はもちろん大切ですが、より大切なのは「どのような気持ちでその時期を過ごすか」です。せわしない年末だからこそ、生徒の皆さんには一年を静かに振り返り、新しい年をどのように生きたいのか、自分自身と向き合う時間をもってほしいと願っています。 2026年が、生徒一人ひとりにとって、成長と学びの実り多い一年となることを期待しています。
