デザイン美術コース 8月20日(木)夏期講習の締めくくりに、ロン・ミュエク展を鑑賞
夏期講習Ⅱのデッサンコンクールを終えた翌日、夏期講習期間の最終日に、デザイン美術コース1・2年生合同で校外学習を実施しました。
午後、六本木に現地集合し、森美術館で開催された、ハイパーリアルな人体彫刻で知られるロン・ミュエクの展覧会を鑑賞しました。
ロン・ミュエクの作品の大きな特徴の一つは、現実とは異なる「スケール」です。実物をはるかに超える巨大な人物像や、反対に小さく縮小された人体など、私たちが普段見慣れている人間の大きさを大胆に変化させた作品が展示されています。
前日までデッサンに取り組み、対象をよく観察し、形や立体感を捉えることに集中していた生徒たち。この日は、描く側から一転して、作家が生み出した「実物の作品」と向き合いました。
生徒たちは、まるで本当にそこに人がいるかのような精巧な表現に驚きながら、作品の細部までじっくりと観察していました。さらに、作品の大きさによって生まれる圧倒的な存在感や、人物の視線、姿勢、質感、展示空間との関係など、実際の作品を前にすることでしか感じ取れない、立体ならではの表現の魅力にも触れました。
今回の鑑賞では、ロン・ミュエクの作品を通して、立体や彫刻という分野の面白さや可能性を感じてもらうことも大きな目的の一つでした。同じ空間の中に実在する彫刻作品は、新たな表現の可能性を知るきっかけになったのではないでしょうか。 一つの「人体」というテーマであっても、素材や技法、形、大きさ、空間との関係によって、これほど多様な表現が生まれる。そのことを実感できたことは、これからの制作を考える上でも大きな学びとなりました。
この夏に得たさまざまな経験を、これからの作品制作や進路を考えるきっかけとして、それぞれの表現へとつなげていってほしいと思います。




